HEART NEEDS HOME
☆ 梅散りて よはの無言(しじま)に 千(泉)の雨 彼方のちにも いつか届かん (自作) ☆ 季節は確実に移り行く。 東京では桜も開花した。 気候は日増しに穏やかになっていく。 ふと目にした若い女性(都内在住)のブログには、「(気分一新も兼ねて)衣替えをした」と綴られていた。 明日から4月。そして、新年度。世の様々な事象が「気持ち新た」「リフレッシュ」に向かうことであろう。...
View Articleto THIS SPRING WITH A WILL
☆ はるかな はるかな 薄明の国から なにかがながれてきた はるかな はるかな 薄明の国から 日本の朝の渚に 椰子の実がながれてきた みどりの藻珠(もだま)がながれてきた ゆたかな夢と かなしい祈りと 雄雄しい志をもつ あたらしい生命(いのち)がながれてきた あれはまぼろしの道 海の上の水あさぎの道 青年よ 生活の油滴をうかべた 朝の岸辺に立って むかしのむかしの あの冒険をふりかえれ...
View ArticleHERE'S LOOKING AT YOU, EVERYMAN
山口瞳さん(1926~95)は、中高年の昭和世代、特に高度経済成長期の酒好き男達には特別な存在の「文化人」ではなかったかと思う。 私は、山口瞳さんの魅力を知るには遅れてきた世代だったが、BAR文化に魅了され、その奥深さを知る(吸収する)につれ、自ずと山口瞳という存在と関わることになっていった。...
View ArticleFAREWELL[1]~「途夢待人」を顧みる~
☆ 僕の掌に星がある 生まれたばかりの星がある 僕は これから この星をそっとこの手につつんで 遠いみちのりを歩いて行こう 暗闇に迷い、この星を落とさないように いつか この星を空に輝かせることができるように [自作「僕の星」] ☆ 私が、「途夢○待人」というHNでこのインターネット上に初めて著したのは2000年1月14日のことだった。...
View ArticleFAREWELL[2]~『1951年のロバート・キャパ』…『2011年のX』~
([1]より) 16年前の大震災がきっかけとも言える「途夢○待人」でのネット上執筆の始まり。 そして、この度のあまりにも辛い大震災。 「途夢○待人」の名を捨てる潮時と感じた。 今を逃せば、限りある生の時間をこのままズルズルと浪費(誤用)し、知らず知らずの内に生命力を摩耗していくことになろう(あくまでも、私に限っての話だ)。...
View ArticleFAREWELL[3]~THERE IS A TIME FOR EVERYTHING~
([2]より) 2005年の暮れから2006年の新年にかけて、亡父の書斎でHPの日記スペースに綴った(この今と共通する)想いがあるので、少し長くなるが、「途夢○待人」のHP&ブログ文章の総括として再録させていただきたい。 ☆ 「MY BOAT FOR YOU:何を見、誰の為に泣くのか2005~06」(タイトル)...
View Article「あとがき」に代えて[1]~FOR THE LOVE OF JAPANESE~
最後の文章(4月3日付)を一部手直しした以外は、(携帯電話からブックマークも既に外した)この場を顧みることはなかった。 本来の体調が戻らないままに、与えられた仕事を熟しつつ、被災地(東北+関東圏)通いをするという忙しない日々。...
View Article「あとがき」に代えて[2]~時代を見つつ、時代に流されず~
([1]より) このブログでもその著書(文章)を何度か話題にしてきた阿久悠さん(作詞家・作家/1937~2007)に、日本人への真摯な遺言ともとれる、『清らかな厭世 言葉を失くした日本人へ』(新潮社/2007年)という名著がある。 「今、言葉がない。誰も言葉を使わない。どのように饒舌に語彙数を積み重ねても、心を通過しないものは言葉とは呼ばない。(略)...
View Article「あとがき」に代えて[3]~明日に架ける橋~
([2]より) この世には「YES」か「NO」(「1」か「0」)では判断(選択)出来ないことの方が遥かに多いはずなのに、今日の情報化社会において、自らも発信する立場に変容した我々は人間存在としての意味と価値ある過程(「想像」や「思考」)を省いて、答(結果)を早急に求めたり出したりせずにいられない性分に成り下がってしまった。...
View Article巻末付録:途夢語索引
【アーシアン】 【愛らしい】 【蒼空】 【阿久悠】 【AFTERTONES】 【あらかじめ失われた】 【アルテラティーノ】 【アンバランス】 【イイ女】 【意気地】 【息遣い】 【池澤夏樹】 【徒らな個人主義】 【伊藤整】 【今目の前に】 【今を生きる】 【畏友】 【色香】 【WITH LOVE】 【ヴィルマジュー】 【美しい月】及び【美しい満月】 【美しい人】 【運命的】 【映画館の暗闇】...
View Article巻末付録2:BEST SELECTION OF【途夢風情感】(IN A LONG SESSION)
《過去記事精選集(候補)》(※撰定中) ☆翼ある背中に想い寄せ…[2008年12月16日付] http://jiyugaoka.areablog.jp/blog/1000001060/p10058696c.html ☆「自由」の「奥」[2009年2月21日付] http://jiyugaoka.areablog.jp/blog/1000001060/p10073328c.html ☆TO...
View Article巻末付録3:4月前半/過去記事自選,+α
《この時期(4月前半)の過去記事自選》 ☆自由が丘 桜まつり[2010年4月4日付] http://jiyugaoka.areablog.jp/blog/1000001060/p10220046c.html ☆「紙芝居」でもなく、また、「道化」でもなく[2009年4月5日付] http://jiyugaoka.areablog.jp/blog/1000001060/p10085032c.html...
View Article巻末付録4:途夢☆待人、ライナーノート提供作品の御案内
THE GODSEND ~Dedicated to“No One Else”~ この自由が丘ブログでも折りに触れて著してきた想いだが、(大学進学の為に上京して以来)「家族」という存在と縁の無い人生を長く送ってきた私にとって、我が人生の大いなる心の糧である「ジャズ」という一期一会の事象(音楽)を奏でる(歌う)ミュージシャン及びヴォーカリストは特別な存在である。...
View Article巻末付録3:4月後半/過去記事自選,+α(自由が丘仲間の個展開催の報等)
《この時期(4月後半)のプレイバック》 ☆ワインとは、人の、隠れた心のひだに光を当てるものである(ホラティウス)[2009年4月19日付](※1) http://jiyugaoka.areablog.jp/blog/1000001060/p10088614c.html ☆「ストイックなエピキュリアン」の流儀[2009年4月20日付]...
View Article巻末付録4:Prelude to our precious J ~with“No One Else”~
《ジャズという「事象」、その文化への想い》 17歳の青年時代に遭遇して以来、私の人生において欠かせない「存在」で在り続けているジャズという音楽(創造)は実に興味深い「事象」だと思っている。 その文化的側面は、どんなに文明の利器が発達し、出廻ろうとも、基本的に「アナログの精神」が継承され息づいているようにも思う。...
View Article巻末付録3:5月前半&10月/過去記事自選,+α
《こっそりと、近況》 1日(火)、ジャズ・ヴォーカリスト秋元直子さんが毎月定期出演されている店で久々にライヴを堪能。共演は、彼女のアルバムにも参加しているピアニスト遠藤征志さん。才人二人の極上デュオを聴くのは2010年8月の同店でのライヴ以来。 素晴らしいライヴでした。私のようなジャズ者オヤジ達が喜ぶスタンダードたっぷりの2ステージ。アルバムからは、2セット目に“センチメンタル”と“I`ve Got...
View Article巻末付録4:5月後半&10月/過去記事自選,+α
《こっそりと、紹介》 GW明けからトップ・ページに紹介していた英語詞を完全版にしてこちら(途夢☆待人【ワン・フロム・ザ・ハート】内の日記「フロム・ザ・ハート」の空きスペース)に残しました。 http://ip.tosp.co.jp/Niki/TosNk100.asp?I=OFTH&Dt=20050517&SPA=20&guid=ON&Pw=...
View Article巻末付録2:BEST SELECTION OF【途夢風情感】(撰定中)
《過去記事精選集(候補)》(2012年9月に決定) ☆THE OASIS IN THE DESERT ~PERFECT TIME TO HUMAN RENAISSANCE~[2009年5月22日付] http://jiyugaoka.areablog.jp/blog/1000001060/p10098065c.html ☆心に入る味わいを求めて [2009年6月11日付]...
View Article巻末付録3:Prelude to our precious J ~with“No One Else”~
《ジャズという「事象」、その文化への想い》 17歳の青年時代に遭遇して以来、私の人生において欠かせない「存在」で在り続けているジャズという音楽(創造)は実に興味深い「事象」だと思っている。 その文化的側面は、どんなに文明の利器が発達し、出廻ろうとも、基本的に「アナログの精神」が継承され息づいているようにも思う。...
View Article巻末付録+α(期間限定):SMILE(ゑみ) ~Wherever you are, look up!~
GW明けからある取材に追われていたのだが、物質文明と過剰な情報の中で日々を過ごし、誰もがいつでもどこでも公に発信可能な現代社会においては、若い世代が「持たざる者」の意識を持ち難い時流となってしまったのだな、と痛感している。...
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